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JLCPCB様にNHK学生ロボコン2025で使用した基板を支援していただきました

NHK学生ロボコンは、毎年6月に開催される日本全国の大学・高専のチームが参加するロボットコンテストです。ABUアジア・太平洋ロボコンの日本代表選考会も兼ねており、優勝したチームは日本代表としてABUロボコンに出場する権利を得ます。

この大会では、毎年異なる競技課題が発表され、それに沿ったロボットをチームで製作します。競技課題は、創造性・戦略性を問うものとなっており、技術力だけでなく独創性も評価されます。

本戦に出場するには、書類選考と二度のビデオ審査に合格する必要があります。これらを勝ち抜いた選抜チームが、本戦で熱戦を繰り広げます。

NHK学生ロボコン2025の結果は...

早稲田大学ROBOSTEPは、
            ベスト8&特別賞
でした。

この結果は、サークル員の努力だけでなく、私たちの活動を物品の提供や資金面でご支援くださった企業様や個人様のご協力があってこそ実現できたものだと、心より感謝しております。ご支援がなければ、充実した環境での開発や挑戦は困難であったと感じており、改めて厚く御礼申し上げます。

本記事では、ロボットを動かすのに必要不可欠なプリント基板を支援していただいたJLCPCB様と実際に使用した基板の紹介をしていきます。

JLCPCBとは

JLCPCBは、
・プリント基板の製造
・表面実装部品の実装
・ステンシル製造
といったサービスを提供しているプリント基板製造会社です。

低価格・短納期で品質の高いプリント基板をオンラインで簡単に注文することができます。

英語発注システム  https://jlcpcb.com/JPV/                                                                      日本語発注システム https://jlcpcb.com/jp/ 

早稲田大学ROBOSTEPでは、使用しているプリント基板の多くをサークル員が自作しており、JLCPCBに発注しています、NHK学生ロボコン2025で使用した自作のプリント基板はすべてJLCPCBに発注したものになります。

ロボットに搭載した基板

マイコンを搭載しセンサやモータドライバと接続する汎用制御基板

モータドライバへ電源供給をし、マイコンとの通信接続を担う基板

複数の汎用基盤を統括・制御する上位基板

     

基板の外観

こちらが、実際にロボットに搭載したプリント基板です。今回、ご支援いただいたのは、マイコンを搭載しセンサーやモータドライバと接続する汎用制御基板や複数の汎用基板を統括・制御する上位基板、そしてモータドライバへ電源供給をし、マイコンとの通信接続を担う基板などです。いずれも、ロボットの動きに関わる重要な基板になります。

ご支援いただいた基板は、試作機から本番機に至るまで一貫して安定して動作し、開発中のトラブルは一度もありませんでした。おかげさまで、チーム一同、安心してロボットの調整に取り組むことができました。

今年のNHK学生ロボコンは、競技課題が「バスケットボール」ということもあり、飛んできたボールがロボットに衝突する恐れがありました。そのため、3Dプリンターで作成したケースを付けて、基板を保護し、より安定した運用をしていました。

さいごに

ご支援いただいた基板は、試作から本番に至るまで安定して動作し、ロボットの完成度を高めるうえで欠かせない存在でした.

これは、ひとえにご支援いただいたJLCPCB様のおかげです。心より感謝申し上げます。

引き続き、NHK学生ロボコン優勝を目指してロボット製作を続けてまいりますので、変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。